知名度では吉野川、四万十川に後塵を拝する仁淀川ですが
2012年3月NHKスペシャルで放送された「仁淀川――青の神秘」により
一躍全国に名を知られる事となります
写真家・高橋宣之氏監修による同番組の中で「仁淀ブルー」という言葉が生まれます
極端に不純物の少ない仁淀川の水は
夏のお盆の時期から真冬にかけてその色を緑から青に変化させてゆくそうです
仁淀川の「青」を見てみたいと思い以前からソロキャンプを計画
9月20日~23日の4日間をかけて仁淀川へ出かけてきました
とりあえず計画は立てていたものの
前週末は関西遠征、平日は22日の有給を取る為にとてつもなく忙しかったので
まったく準備をしていません
朝起きてソロ用の荷物を積み込み
ガソリンを入れて近くのスーパーで買い物を済ませ出発すると時刻はもう正午です
この日の四国地方の空模様は、午前中
午後よりといまいちスッキリとしません
ソロだし止めよっかな・・・(笑)
高速道路を一路西へ
愛媛県久万高原町の「面河渓」を目指します
香川県から面河渓へ向かうには
松山自動車道河内ICから国道494線に入り「黒森峠」越えが近いのですが
なにしろこの黒森峠、まれにみる「酷道」
松山ICから国道33号線、久万高原町に入り面河渓を目指す迂回ルートをとりました
辺りは既に薄暗いのですが午後3時頃に久万高原町の「面河渓」に到着
そこから更に「石鎚スカイライン」を13㎞程上って行きます
到着したのが「長尾根展望所」です
こちらが最初の目的地
ここさら更に奥へ進むと「国民宿舎・石鎚土小屋」があります
霊峰石鎚です
標高1982㍍、西日本最高峰のこの山は古くから山岳信仰の対象となってきました
そびえ立つ「天狗岳」は見る者に畏怖を感じさせます
晴れていれば素晴らしい眺めでしょうね~
そしてその山間から流れ出るのが「御来光の滝」です
NHK特集では仁淀川の源を冬の霧氷の一滴として描いていましたが
こちらが面河川の源流となります
この滝まで行くには登山経験者でも一苦労
私の様な軟弱キャンパーにはとても無理なので
とりあえず仁淀川を巡る旅はここからSTARTです (笑)
辺りが暗くなり始めたので初日の野営地へ急いで向かいます
「鉄砲石川キャンプ場」です
鉄砲石川キャンプ場は面河渓の近くにある無料のキャンプ場です
今回は時間があまり読めないので3泊とも出入り自由の無料キャンプ場を探しました
利用は国民宿舎・面河もしくは面河少年自然の家に申し込みをします
申し込みと言っても当日一声かければ良いみたいです (笑)
車は国民宿舎・面河の奥にある第2駐車場まで
そこへ車を駐車して約400㍍ほど歩かないといけません
ゆるい登り坂が続くみちですが
私は欲張って荷物を台車に満載してけっこうきつかったです
国民宿舎・面河のHPは
こちら
サイトは山岳テント用の小さいサイズ
杉木立の中に造成されているので日中でも日はあまり差しません
夏はとても涼しいと思います
炊事棟です
思いのほか綺麗に掃除がされていました
ただしこの日は蛍光灯が切れているのか電灯は点きません
ジジッと音がするのみ (笑)
主電源はトイレ棟の横にありました
近くには炉が設置されています
キャンプ場はこちらの炉以外での焚き火は禁止です
キャンプ場入口にあるトイレ棟です
こんなに山奥のキャンプ場ですが水洗式
こちらも掃除が行き届いていました
ここは電灯がつきました (笑)
キャンプ場のすぐ横を「鉄砲石川」が流れます
面河川でも最上流にある支流、水は冷たく澄んでいます
国民宿舎からキャンプ場の途中に
「櫃の底」という淵があります
もの凄く透き通った淵です
設営を終え一人で乾杯です
気温はぐんぐん下がって行きます
川の流れる音以外はなにも聞こえません
し~ん Σ(・ω・ノ)ノ!
ランタンの灯りが届く所以外は何も見えない夜の帳です
本当に真っ暗 ∑(; ̄口 ̄A
夜8時過ぎには酔っぱらって眠りに着きました
目が覚めると夜中の1時過ぎ
起きるの早すぎた~~ ( ̄口 ̄;)
今度は目が冴えて眠れません
そういえば下の国民宿舎はお客さんも居なく休館してました
このエリアに人は私だけ?
そう思うとちょっと怖いですね(汗)
熊が出たらどうしよう (笑)
カップラーメン食べてお腹がいっぱいになるとそんな不安も消えました (爆)
しかもKINGサイズ・・・
明日からは川を下流へ向かって進みます
初日の移動距離223㎞
つづく
あなたにおススメの記事