孤宿の人 丸海藩と丸亀藩
先日の土曜日に隣町の丸亀市へおでかけしました
行ったのは史跡丸亀城
丸亀市は丸亀城を中心とした城下町です
北側に瀬戸内海を望み、東・南・西方向に讃岐平野が広がります
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丸亀城は天正15年(1587年)に生駒親正(いこまちかまさ)が
讃岐国主に任じられ高松城へ入城しました
その10年後の慶長2年(1597年)に2代目藩主一正(かずまさ)と共に築城を開始します
明治2年(1869年)の廃藩置県に至るまで生駒家山崎家京極家の
15人の藩主によって治められ讃岐西部の中心地として今日に至ります
( ..)φメモメモ
場所はこちらです
丸亀市HPはこちら
丸亀市
大手門
一の門と
二の門です
ここが丸亀城の玄関になります
近くの保育所からお散歩
ちびっ子たちが行進してました
現存しているお堀は内堀のみです
この日は城内で菊花展が開催されていました
(^^♪
いろんな形や色の菊が開花中
中には桃太郎や花咲かじいさん、浦島太郎をモチーフにした展示もありました
この坂を上って行きます
「見返り坂」です
かなりきつい~
坂の上り口には観光案内所のうちわ工房「竹」があります
地元名産のうちわの手作り体験ができます
丸亀城の美しさは石垣にあると言われています
「打ち込みハギ」や
「切り込みハギ」「野面積み」等の工法があるそうです
計算された美しい曲線は
「扇の勾配」と呼ばれています
天守閣です
他のお城と違ってとても小さいです
三の丸には桜が咲いていました
話は変わりますが(^_^)v
私の好きな作家の一人にに
「宮部みゆき」さんがいます
'99年に直木賞を受賞した
「理由」や
'01年に毎日出版文化特別賞他を受賞した
「模倣犯」の作家と言えば
ご存知の方も多いのではないでしょうか??
宮部みゆき公式HP
大極宮
その宮部みゆきさんの作品の中に
「孤宿の人」と言う作品があります
江戸・徳川家斉の時代に南町奉行を務めた
妖怪・
鳥居耀蔵(とりいようぞう)が丸亀藩へ流罪となった実在の事件がモデルとなっています
鳥居耀蔵は遠山の金さんの政敵です
作品は「ほう」と呼ばれる少女が主人公です
丸亀藩をモデルにした丸海藩へ鳥居耀蔵をモデルにした
船井加賀守守利(ふないかがのかみもりとし)が流罪となります
毒死や凶事が次々と起こる中で
無垢な少女ほうと鬼と呼ばれる加賀様の触合いを描いた長編です
私はけっこう泣きました(T_T)
ここからは作品を読んで無い方には
「なんのこっちゃ??」の話です(笑)
スルーしてください
作品冒頭
「うさぎが飛んでいる」と表現された丸亀沖の瀬戸内海です
この日も風が強くて白波が少し立っていました
丸亀港です 江戸時代と同じ場所に存在します
作品中では、
ほうや加賀様が大阪からの舟でここへ着きます
現在でも金比羅講の灯篭が保存されています
昔は赤線の位置に外堀がありました
線より下側が
「柵屋敷」のある堀内 線より上側が
「町場」のある堀外
現在堀内が官庁、堀外が商店街になっています
作品中、城の南東にそびえる
「日高山」
丸亀城の南東にそびえる飯野山です
また遠くには、ほうが目指した金刀比羅さんが望めます
残念ながら城の南西に「涸滝」はありません(笑)
英心和尚の実家
「三幅屋」がある金比羅街道
最後は金刀比羅宮の高灯篭です
これは漁師町の潮見櫓のイメージです(笑)
おわり
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